大工職の価値
大工職は、人が生きていくために欠かせない衣食住の一つ、住に関わる仕事です。先人が古来より伝えてきた、日本の風土に合った家づくりの考えや、残してきた技術を、これからも継承してゆかなければいけない。また、家造りは、住む人のしあわせ創りと心得て、それを担う役割に誇りを持って臨んでいます。
大工職人になるまで
一人前の大工になるのは簡単なことではありません。大工職は、技術のみを磨くにとどまらない仕事だからです。
修業の期間をどう過ごすかはとても大切です。まずは先輩職人から言われた事を素直に受入れ行動をして、あきらめずに最後までやり通すことが大事。材料や道具に触れ、やってみながら覚えることはたくさんあります。いわ木の職人は、木の扱い方にはじまり、家づくりを通してお客様の役に立つことを覚えます。確かな本業をして地域社会へ貢献するのが仕事です。それは同時に、人と人のつながりの大切さを学ぶことでもあります。
対応力のある匠
お客様に本当に喜ばれる家づくりをするためには、人の話を聞ける匠にならなければなりません。いわ木の職人は、お客様から直接ご要望をお聞きして連絡・報告するので、提案もできます。目指すのは、「対応力のある匠」です。
現場はいつもきれいに保つ
きれいに保たれた現場では、作業に集中でき、丁寧でいい仕事ができるものです。作業の工程で区切りのいい段階でこまめに掃除を行いながら、現場を気持ちよくきれいに整えています。
腕だけでなく、お客様対応も誇れるように
月曜日の朝は朝礼をし、休日にあったことを話す時間を設けています。また、仕事の記録帳を読み上げて各々の感想を述べ、コミュニケーションの力を養うべく努めています。
木曜日は工程会議をし、現場ごとの進捗状況報告と計画・事務所連絡等などをし合い、情報共有をしています。
日々の積み重ねによって、一人ひとりが人として向上し、お客様に対して気持ちの良い対応ができるよう目指しています。
・元気な挨拶ができる。
・言葉使いが丁寧で、お客様も話しかけやすい。
・お客様のご要望を伺ったり、適切な説明ができる。
・身なりを小奇麗にする。
・チームワーク力がある。
当たり前のことのようではありますが、私たちは、当たり前のことを大事にしています。